静かな雨の朝

朝方、布団の中で雨足の激しい音を耳にした。起きたときも静かに降っていて、梅雨なんだよなあと思う。

Perils from the Sea

Perils from the Sea

そんな朝にはこれが合うかなと。SUN KIL MOONTHE ALBUM LEAFなんて奇跡のコラボ!夢のよう!ハテどんな音に仕上がるのかと思ったら、いつものコズレク先生な唄声にバックトラックがアルバムリーフによる電子音という「(予想してたとはいえ)まんまじゃんか!」とツッコミしたくなるシロモノで、外しようが無いアルバム。ジャケの雲間から覗く光そのままの、天からの啓示のような音。
そのあとはスッキリとしようとかけたのがコレ。
In the Presence of Greatness

In the Presence of Greatness

全曲シングルカットOKな軽快で口づさんでしまうメロディ。ジャケとともに永遠に胸ポケットに閉まってる、我が青春の一枚(というアオい言葉がよく似合う)!

今日もやっぱりなんだか出歩く気が起きなくて、体の芯が眠くてたまらない。
んで録画しといた「若い東京の屋根の下」をダラダラと見る。昭和38年、吉永小百合主演の映画で、東急池上線久が原駅が出てくるのが楽しい。颯爽と走るのは東急の往年の名車両「青ガエル」!ってなると線路沿いのシーンは違う場所?と思ってよく見ると踏切横の掲示板に「碑文谷」と書いてあるのを発見、それと商店街のシーンでは電柱に「平町」って書いてあった。となると都立大らへんかなあ。ラストでは首都高を車が走り抜けるけど、皇居と思われる鬱蒼とした緑が見えて曲がったあの辺は三宅坂かなあ・・・などと想像するのがとっても楽しい。東京へ来て衝撃的だったのは、高速のジャンクションの名前で、「三宅坂」とか「浜崎橋」とか「谷町」とかいったいどこよ…!ってことでした。車乗らないし未だによくわからない。バス停も昔の町名やもはや無い建物の名残があるのも面白いので、散歩のとき見つけると宝物を見つけた如く嬉しくなる。


そのあとは「アデュー・フィリピーヌ」を見ながらいつのまにかウトウトしてしまい、目が覚めてもボーッとしてて、ダメダメ人間になっているのを見かねてY氏に「出掛けるぞ!」とけしかけられる。
夜は時折出掛ける料理屋さんへ。あたりの風景がすっかり変わって、ぽつんと隠れるように佇む白い小屋。初夏の野菜がとても美味しかった。お店のかたの背筋が伸びた様にこちらもしゃんとする。