Yo La Tengo / And The Glitter Is Gone

美容院へ。襟足スッキリ。
ネットに上がっていた記事で20代前半女性向けの雑誌編集長のインタビューを読む。そのなかで「(誰でもわかりやすいように)ハッキリとクドく説明を入れる」というくだりに、つくづく隔世の感がある。そして昨今の状況に納得がいった。世界観を構築したファッションフォトよりも、アイテムごとに説明入った街角スナップやコーディネート例が目に付くものね。実用性重視ってことで潔いのか。私が90年代前半の価値観から逃れられないように、今の20代前半もこの価値観とともに歳を取っていく。出版に限らず音楽も映画もビジネスとしては今後どうなっていくのだろう。行間を読むことが伝わらないのに、空気を読むことは求められているわけでなんだかよくわからない。


などとモヤモヤしてきたので、ふと思いついてぐーるぐるしてみたら、今たまたま見つけたライブ映像に興奮!去年ので今更だけど、、、
Yo La TengoがNYの屋上でライブ!夕暮れの空の移ろいが美しい…。建物のラインが印象的。そしてこのフィードバック大会ッ!!!ノイズが激しくなるにつれて空は赤く染まり行く。悪魔が降りて来たみたい。闇に暮れるマンハッタンに灯るひかり。素敵な街だなあ。ベースとドラムは反復反復しっかと土台を作り続け、ギターがのたうち回る。凄まじくて胸が締め付けられて、泣く…。PCの小さな画面から溢れ出す。実際にライブを見るのと違って、演奏の様をじっくり見れるのも良いな。ずううううっとこのまんま、ほんと素敵なバンド。