7月の音楽

暫く身が固まっていて水も滲みてこない、というよりも水に近づきたくない有り様だったわけだけど、7月も半ばを過ぎたころだったか、会社帰りにふとタワーレコードに寄りたくなって、目に止まったのがこのジャケだった。

Before We Forgot How to Dream

Before We Forgot How to Dream

俯いた顔の加減とモノクロームの色味に惹かれ、試聴して1曲目の最初で目が開いた。すぐ2曲目にして声を聴いてこれ!って心の奥が弾けて、即レジへ向かった。

まだ幼なさが残りながらも翳りを秘めた引っかかりのある声。若さゆえの焦燥感と達観が混ざる、冷たくて余白のある音。すごく好きだ。
こちらに詳細が書かれていました。→ http://ameblo.jp/hanamurak/entry-11859832690.html
最初に掲げられたポートレートがすごく素敵!北アイルランドで生まれ育ったまだ18歳の女の子で、本名をBridie Monds-Watson。「soul and folk」で「SOAK」と名乗っているとのこと。更に「彼女は幼少期から女の子らしく育っていなかった。耳たぶに大きな穴を開け黒いプラスチックのピアスを付けシルバーのジャッケットをはおり男の子のジーンズをはいて11歳でギャングスターのいでたちをした。」というくだりに、もう!もう!なんだかoliveのザラついた頁をめくっている気持ちになってしまった。北アイルランド育ちっていうの、知って納得。ほんとそういう空気が風景が音から感じられるもの。
そしてPVがまた素敵なの!


彼女と同世代ならば恋をしたことだろう。