千葉市大高建築巡り

千葉市大高正人設計による建築物を見にゆきました。

千葉県立中央図書館。1968年竣工


エントランスの

ワッフルもしくはモナ王


この輪っかは

自転車置き場なのです。素敵。
写真は撮っていませんが、中に入ると天窓と照明による光のやわらかさと暗さに気持ちが切り替わる感じがあって、よかった。設計者の思惑が、利用者の往来によって積み重ねた年月と結びついたような、安心感に包まれる。力強さと柔らかさが共存している建物だなあ。



隣接した敷地内には千葉県文化会館があります。ここも大高建築です。

中に入ると・・・

ロビーには圧倒されてしまった。


なんだか小宇宙的な・・・

大ホールの扉が閉まりそうなところでパッと撮れた。赤が効いている。こういうところ前川イズム。







この一角は城であった地形を利用していて、ぐるりと回ると緑豊かな起伏ある道なりにいくつもの出会いがあって、回遊式庭園のような趣がある。ところどころで広島の基町団地や坂出の人工土地を思い出します。まちの風景をつくり、つかう人々の記憶をさりげなくつくる建築の力を感じるのです。


敷地を出て駅のほうへ進むと、建物のあいだにクラシカルな教会が見えたので行ってみました。

1895年、ドイツの建築家リヒャルト・ゼール氏の設計によって建設されたゴシック風建造物だそう。


まわりが囲まれてしまって全景を拝みづらい状況だけど、それがまたかわいらしさを生んでいる。思いがけず、素敵な建物に出会いました。



さてモノレール!最新型!


モノレールってなんでこんなにワクワクするんだろねえ。

モノレール駅を降りて再開発な湾岸地域、公共施設に高層マンションが並んでいるけれど体温の無さがどうにも気になってしまう。
唐突に建つ千葉ポートタワーから見下ろしてみる。



海辺の工場、それから大規模団地の連なり。周囲の公園ではサッカーにバトミントンにシャボン玉、家族の連休の過ごし方が見える。

こちらの平屋レンガ造りの建物は千葉県立美術館。1974年竣工でこちらも大高建築。横の広がり。このあと実際に中にも入ったけれど、そんなにぐっとこなかったなあ。。。というか湾岸の強い風で昨日からの疲れがぶり返したせいか・・・