今年の夏は

また台風が近づいているようだ。気圧の変化の所為か夏の疲れの所為か、昨日の昼は急に眠くなって午睡を取った。気がつけば舌の先には口内炎、口角にはヘルペス。蝉も断末魔な声を絞り上げている、ジリ、ジリ、ジ・・・

この夏をなんとなく振り返る。

既に閉館のこどもの城、塔も囲われてしまいいったいどうするのかな。気持ちよく空気が吸える場所に連れて行ってもらえるといいね。



ご家庭の都合で移転された喫茶店。江戸の頃から続く下町から新興住宅街へ。地域文化が全く異なる場所であっても、店は人がつくるのだな。店内に満ちる空気は以前と変わることなく、店主さんとの話からこの土地での新たな導きが感じられて楽しかった。


通りがかりに見つけたこの壁画はいったい。。。


原田治さんの展覧会へ。弥生美術館の今の学芸員さんは同年代、、ちょい上かしら。企画攻めてるなあ。展示品はトムズボックスの方の所蔵品だそう。集め続けることの力を感じる。そして並ぶグッズには単なる懐かし思い出装置ではない、しっかりとした力と軽みがあり、エバーグリーンな魅力があった。そもそもグッズが世に出た立役者が、現在は音楽シーンで活躍される石井志津男さんだということに驚いた。新しいものをぎゅっと掴む力はその場に留まらないのだなあ。「ベッドタイムストーリーズ」って当時読んだけども執筆者はこんなメンバーだったのとか、絵本は線画のみ描かれ、彩色は色指定で行なってたとか驚きの数々だった。


そういえば今年の夏はオリンピックで、メダルがどうだとかよりは、ああ4年後はどうなっているのかなということしか考えられなかった。