「真田丸」最終回を間近に舞台である長野県上田市へ。
大河ドラマ館で復習出来たし制作側のアレコレが覗けてよかった。三谷さんの制作発表時のコメントを今読むと改めて泣けた。
城近くの堀の上からブラタモリで話があった「三度白くなると…」の烏帽子岳が見えた。
城跡公園入口の堀の上にかかる二の丸橋。2つの○とハシ、二の丸・・・!で、顔になってる!かわいい。
この橋が掛かる二の丸堀跡には、電車が走っていた時代があった!
今もホームの名残があって、確かに電車が走る風景が目に浮かんでくる。
現在グラウンドになっている堀のあと。すみっこに水抜きの石樋があった。
城は復元されたもので正直ちょっと凄みには欠けている。でも昌幸・信繁が九度山に流された際に徳川軍に破却されてしまい、信之が城の再整備を申請するも却下された後松代へ転封されてしまうと知ると泣けてくるよネ……。おのれ徳川……。どんだけ…
城跡公園を出た近くのお寺に小松姫(稲姫)の墓があるのでお参りしました。
葵の御紋に囲まれたなかにひっそりとありました。あまり知られていないのか、誰もいなかった……。
別所温泉にも行きました。静かな温泉街。
今年オープンしたばかりのパン屋さん。
そして珈琲屋さん。
温泉宿と古い店舗ばかりであった街だけど、少しづつ新たな息吹があるようです。
上田市北東部の真田町、文字通り真田家発祥の里へ。
真田一族の資料が展示されている資料館はこじんまりとしてはいますが、真田家がどのように活躍を広げたかがわかりやすく解説されていて、とてもよかったです。地形大事。
ここから見下ろす上田盆地の景色も素晴らしく、真田一族の想いを感じてグッときました。
駆け足だったけれど上田周辺を歩いたことで、この1年「真田丸」を見続けて出逢った昌幸・信繁・信幸を中心とした人々の「在り方」が体感できてほんとうによかった。この想いを抱えたまま見た最終回は号泣号泣でありました。
「真田丸」、信繁の一生が私のこの1年の日々と重なってくる。歴史上の人物は記号ではなく、敵味方という区分けなど無く、遥か数百年昔に笑い、泣き、憤り、ごはんを食べ、、、。上田の土地を、大阪*1や和歌山を、暮らしたのだということ。あれこれは突然やってくるのではなく、そうした日々が積み重なった末のものだということ。私もそういう大きな流れの隙間にちょこっと存在するのだ。