今月頭に実家がある長野へ帰り、県内のところどころへ立ち寄った記録を。
■長野市
駅前の大型書店はドンキホーテに変わっていた。新幹線を降り立ったこの街の第一印象としては、なかなか酷いありさまだ。長野市は門前町の県庁所在地という珍しい都市だけど、故に街の形成が難しいように思える。
全国津々浦々で見受けられる「地域出版・イベント運営・喫茶」による”若者文化発信所”の走りだと思われるけど、ビジネスとして”それら”が消耗される今となってはここはもはや、地元に馴染みすぎている。
テン年代に入り、音楽情報中心のフリーペーパーを発行しているデザイン会社が作った「イベントスペース/CDショップ」。残念ながら閉まっていたけど、エントランスからして流行の変遷を感じるのでした。
昔ながらなミニシアターとして運営中。ギミーデンジャーやってた!
焼き鳥屋の看板がイカス。
■上田市
古本カフェ。空間としては開放的だけど、どこか秘密の場所っぽくもある。
以前は宿泊スペースだったかな?新たに「図書館」スペースになっていて、期間ごとにテーマを絞って展開するみたい。
長野市と同様に、街の映画館ではセレクトされた映画を上映。アサイヤスがかかってる!派手な装飾は映画のロケ地として使用されたものを残しているから。
駅南口に大きなSCが出来てシネコンが当然のようにある。それによって古き映画館はミニシアターなプログラムになり、商店街から本屋は消えたけれど古本カフェができたり、そんな変遷が面白い。
街のなかに新たに散らばってきた「この時代ならでは」なツボが繋がって、旧来なニオイに邪魔されずに育つと良いなあ。