アトリエの光

バウハウスで学んだ山脇巌による、1934年建築のアトリエの特別公開に行ってきた。木造モダニズム建築。
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南側が一面ガラス張りの、明るい光が燦燦と降り注ぐ吹き抜けのアトリエには希望があり、螺旋階段には夢があった。それでいて甘さはなく、シンプルな切り口なのが、今見てもしっくりくるスマートな空間の理由なのだろう。とはいえ、天井材などかなり傷みがひどく、湿度の高い日本に置き換えた場合での、建物維持の困難さを改めて痛感したけれど、管理されている方々の想いが広がった空間だった。
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www.bauhaus.ac

この日は阿佐ヶ谷から鷺ノ宮経由で都立家政駅まで歩いた。アイスクリームに古本、初めて歩く住宅街の路地、猫、給水塔、暗渠、光。秋の日和の幸せを噛み締めた。