9月の終わり、10月の初め

まだまだ暑い日々は続き、USインディーを聴く気にはならない。暑過ぎるために野菜も不足気味。でも栗菓子が並んでる。この冒頭文を書いているのは10月3日だけど、10月という文字が心についていかない。自分の心身もままならないのに、仕事も世の中も、親のことも、いろんな方向からタイヘンが降ってくる。



9月4日 毎月初め、ここではタイトルをまず打つんだけど「10月」にヒイッとなった。/ 夜中頭痛と蕁麻疹で目が覚めて、1日頭痛いしボーッとしてたんだけど、熱帯低気圧に変わったものの木曜日に関東に近づく模様。



9月5日 今日は夏休消化にした。昨日の怠さを回復したく、が表向きのホントの理由だけど正午から販売開始のチケを取ったのであった。普段チケはサクッと取れるから(誰の、とはいわん…)(あ、抽選で外れるのもあるね…)超緊張した・・・。座席表から自分で選ぶ式だったことに驚き。普通のホールと違うから焦った。/ 無事取れてスッキリした気持ちで近所の店でお昼ご飯。この数年はテイクアウトばかりだったので、久しぶりに店内で食べるとやっぱり嬉しいな。/ のんびり過ごしたこういう休みも久しぶりで、今体がとてもラク



9月6日 と書いたというのに、昨日取ったチケが予約システムトラブルによりダブルブッキングが判明、席を勝手に変えられていた。念の為スクショしたデジタルチケット、改めてアプリ見ると座席番号がすり変わっていた。恐ろしい・・・。さほど位置は変わっていないけれど、最前列のはずが遥か後方になったり、連絡なしに返金キャンセルされた人もいるらしい。/ 昨日回復したはずの体力も半日で無くなり、疲れた。仕事って恐ろしいわね。。。



9月7日 今日はもともと取得してた休みで通院。その前に森鴎外記念館「生誕120年 森茉莉」展へ。展示自体は小スペースで原稿が中心。愛用品とかは残ってないのかな・・・。/ 妙に疲れて帰宅。



9月8日 タイミング良かったみたいで台風による雨の影響を受けずに出社・帰宅できたものの、被害が心配。/ NHKのドキュメンタリーでフジロック。切り口の偏りが気になるというか、音楽好き=ロック好き=こういう世界観だけじゃないけどなあ。みんな体力あるなあと羨ましくもある。



9月9日 翌朝に書いています。というもの昨日は20時台に寝てしまったから。蔵前のギャラリーに行ったあと急にグッタリ来て早々と帰宅したのだった。台風後の猛烈な暑さと湿気にやられてしまったみたい。一晩明けてもまだ怠い、



9月10日 二十世紀梨食べたいけど、2つで1000円とか3つで780円とか……1つで売ってくれないかなー。果物はたくさん食べられるものではないのに販売個数が多すぎる。 久々にユニオン、あれが!これが!と何枚も重ねたものの、ハッと我に返り買ったのは2枚計4000円だけ……。ドケチでビビり……。

そして!dip NEW ALBUM「HOLLOWGALLOW」12/13リリース決定&ライブのお知らせに昂る!!!



9月11日 今週末土曜日はタイミングよく特に大好きなものが重なって素敵な予定で繋がってる。体調管理を大前提に深呼吸してこの5日間を過ごすのだ。よけいなことをしない言わないと念じていたのに、結局しなくても良い余計なことばかりする羽目になった。週末用に体力気力温存したい…… 



9月12日 体力低下を自認しつつ、曜日と場所と近日の予定を鑑みてライブ行かない選択をするようになったものだなあ・・・・/頭は冷たく冴えながら、耳は研ぎ澄まされ、心は昂揚し、血が湧き、体が震える。そんなライブを観たい。



9月13日 歩き方教室に行く。毎回新たな課題というか気づきをいただく。左足をハの字にし右腰を過度に上げてると思うくらいでちょうど良い、右脇をクシュっとする、背筋をしなやかに。



9月14日 土曜日体力持つか心配。/ 「女性ならではの感性」とは。



9月15日 天気予報サービスy社は晴なのにw社は午後は急激な雨、ゴアテックスワラビーで出社。昼ごはん後雷鳴、土砂降り。w社当たり。/ 帰りはいつもと違う店に行ってみた。無事に今週の勤務が終わってよかったなあ



9月16日 今日は私が特に好きなものを詰め込んだ1日。最後はヤマソロ。高揚とは違うけれどなんとなく寝たくない感じ。

>翌朝記述 お昼ご飯はmy top3の店でサンバル。う、うまい!とグルメ漫画的な言葉しかでないほど美味しい。トゥルシーティも美味しいなあ。(チャイは甘いし食後は消化が悪いから飲まないので、紅茶類が飲める店増えてほしい。)/ 六本木 GALLERY-SIGN TOKYOにて「清家清 : しつらえとしての畳の台」今回の展示用に改修した店内はシャキッとする空間。畳台の美しさ。視点の変化。当時の清家邸の写真も素敵だった!庭に出された畳台の上の猫!ギャラリーのかたの敬意がこもった説明が素晴らしかったなあ。/ タカイシイギャラリーにて野口里佳 「虹」 このところの作風は纏っていたものを落として、クスッと笑みが溢れてしまう感覚があって、自身が仰るとおり「父のアルバム」以降とでもいうか、歳を重ねたからこその変化を感じるし、歩いている途中のようにも思える。/ そして、恩師の個展へ。暫く使われなかったオレンジ色の輝きに満ちた新作。作品と先生自身からいつも力をいただく。過ごしてきた時間の層を感じる。「あなたはほんと変わらないわねえ、ちゃんと食べてるの?痩せっぽちで」といつも笑われる。/ 渋谷駅構内仮設通路を移動中、今どこ歩いてるんだろと思いながら足元にこのタイルを見てハッとする。窓から覗くと解体中の駅舎に「ITO-YA」って文字が見えるもんだから、解体中の景色に残像が浮かんだ。
 
「らんまん」では何にもない土地と謳われた渋谷。母から聞いた若かりし思い出の渋谷、私の記憶の渋谷。そのどれもがもう、無いのだ。


9月17日 喫茶店の40歳くらいの店主さんが「先日観た『ノスタルジア』が衝撃的で!」とお話ししてくれて、「具体的に説明しづらいんですけど、とにかく強烈にズドーンと来て網膜や脳裏から離れないですよね!」と返す。「検索してブログをいろいろ読んだんですけど、みなさん書いてることが共通してることにも驚いて」「(うわ、私昔なんか書いたなと思いながら)(まあ検索でひっかかるほど有名ではないからね・・・)言語化しづらいんですよね。私は特にこれからの季節、歩いてて公園とかで観た景色にふと、オーバーラップするんですよ」「わあ、これからそんな体験が待ってるんだ!」などと、タルコフスキーの素晴らしさについて想いを共有したのだった。
mikk.hatenadiary.jp
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9月18日 行くならば店主さんが気持ちの良い対応をしてくれるとこだよね、と改めて思う。



9月19日 久しぶりに会社の人と飲み会。他部署へ異動してしまいなかなか会う機会がなくなったのだ。しかしまあ、ウチの会社はヤバい人が多いことを認識するしかない笑い話の愚痴に、私の毎日の苛立ちなんてと思ってしまう。



9月20日 仕事終わり、自宅最寄駅前のマックは長蛇の列。会社帰りの人も子供連れの人も様々な年齢層でテイクアウトが多い。私は自宅での夕食にマックは考えたことがないので驚いてしまう。ハンバーガーだとご飯食べた気にならないんだよな……



9月21日 こんなに蒸し暑いのに公園の片隅に彼岸花咲いてた。



9月22日 (25日記)帰省し、電車に乗って近場の観光地へ。旅行とは縁遠い父とホテルに宿泊。段取りしてくれたY氏に感謝。



9月23日 (25日記)その観光地は父にとって若い頃仕事で通った土地でもあり、繁華街を歩いた。子供の頃仕事で向かう車に乗って母が飲ませてくれないジュースを買ってもらったことを思い出しながら、通り沿いの店は変わってしまったねえとか、家族でよく行ったご飯屋さんが「まだある!」とか、懐かしいねえと言いながら歩いた。



9月24日 (25日記)今回の帰省に課せられた2大ミッションはなんとか出発、まだ先は長い。/ 高齢者となり仕事を引退し年金をもらう生活になるのは、自分の終わりを自覚し、諸々手間のかかる「精算」に時間を使う必要があるからで、いつまでも働いてたらそちらに頭を使えないと実感する。ただし自営業で仕事が人生そのものに直結し、他者との交流にもなる場合、それを取り上げることは難しい。家の問題は基本は同じとしても、家ごとに確実に異なる。親が家族というものをどう形成してきたかが今になって押し寄せてくる。/ 父が元気で前向きに暮らしていることはとても有り難く、その姿をサポートしつつ、父が諸問題を自分ごととして認識し、動いてもらうように援護することの難しさに直面している。



9月25日 地元は昼間は日差しが強く朝晩は涼しい気候でやっぱり違うなあと思っていたのに、東京はぐっと涼しくなっていて驚いた。朝の空はUSインディーが似合う色合いだった。/ Y氏は仕事で外出のため夜は1人、帰宅後テレビの録画をちょっと消化したものの、そんな夜に家で音楽かけることは殆ど無くなったかもしれない、特にこの1年あまり。耳鳴りではないと思うけど、至極微かに聞こえるノイズがちょうど良い。この無音がすごく好きだ。



9月26日 このところ家ではY氏がかけるアンビエントが流れることが多いのだけど、今朝は久しぶりにバンドものでacetone。乾いて弛緩した音がストンと涼しくなった空気に馴染む。今度出るレコードボックスは、か、買えないよ・・・

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9月27日 歩き方教室。前回指摘された部分が改善されていると言われて安心。裏ももと脇腹のストレッチを中心にすすめること。



9月28日 生まれ育った環境について子供の頃から感じてきたことが明確に現象として降りかかってきた。



9月29日 夕飯は馴染みの店にいたところ、「満月がとっても大きくてきれいよ」と目を見開いた表情で仰る方が入ってきて「見てきます!」と外へ出ると、細い道の奥に低くまあるくて黄色い月が輝いていた。大きくて美味しそうなまんまる。「わあ、もう、ほんときれいですね〜!」と言い合って、店主さんも「帰りに見上げようっと」と仰ってテーブルに置かれたのは、丸くて黄色い薩摩芋が添えられた秋鮭。暑さがぶり返したような気温だけど、季節は進んでいるのだな。



9月30日 このところ覗くたびに満席気味で諦めた喫茶店、今日はノーゲスト。相変わらず私向け?な選曲が嬉しい。



10月1日 最近ますますカフェオープンのお知らせを見かけるんだけど、需要と供給が見合っているのか、長期的な採算が取れるのかマジで疑問。店主はたいてい30歳前後で、何年か有名店で勤務のあいだに知り合った焙煎士や菓子職人、デザイナーに店作りを頼むことで店構えもメニューも似たような雰囲気、これが2020年代てことかしら。バリスタコンテストなんかもあるけど、わかりやすい達成感というかツールに過ぎない印象を受ける。店主を形成するものに音楽や美術・小説・映画などの文化面がまるで見えてこなくて、単にコミュニティスペースという場を提供している感じ、と考えたものの、昔ながらの喫茶店というものを、ゼロ年代に思春期を過ごした彼らの視点でブラッシュアップしてるってことかなあと思ったりもする。



10月2日 歳を重ねるって大変・・・なんて書きつつコレ上げるとなんか警告されるんかしら。文字情報にしなけりゃ大丈夫。



10月3日 あ、もう秋だと断言していいのね……?と呟きたくなる朝の風と空の色。しかし昼間は日差し強くて暑かった・・・。仕事で昔住んでたエリアに行った。建て替わったり変わってなかったり、の街並み。かつての居住地もまだあった。古い木造アパートは外壁だけ色が変わっていた。夜はいただいた新米と、豚汁。蕁麻疹の薬が終わったので昨夜飲まなかったら、やっぱり夜にお腹周りが痒くなってきた。ひどい発疹はないけど。夏を過ぎてもまだ続く・・・