先月のこと。恵比寿映像祭へ夜、ふらっと行ってきた。dumb typeの藤本隆行氏によるLEDを使った光と音のインスタレーションは、現実感を排除した違和感が未だ拭えないガーデンプレイスの雰囲気と見事に合わさって、「ここではない世界」へ連れて行ってくれた。光!音!静かな波間から一気にグオーッと加速していくチカチカと瞬く光を見つめてトリップするその瞬間、足元を見ると私の影が私で無くなっていくことを確認する、高揚する私のリズムと光と音が噛みあって、ふわーっとからだが浮かび上がる、ダンスダンスダンス、なんて素晴らしき装置なのでしょうか!
花代「においと光と笑いと記憶と涙の関係」
けっこう前に見た展示のことを今更書きますが。花代ちゃん、と未だに「ちゃん付け」してしまう、そう、あの"半玉さん"の花代ちゃんの個展はとても良かったなあ。
会場の重い扉を開けると暗くって、階段を上がっていくとふわっと薫ってくるいいにおいに意識が遠のいていく。床には枯葉が敷き詰められて、転がったテレビからは、花代ちゃんがやってるバンドWooden Veilの映像(モチロン、花代ちゃんディレクション)が。
わー、今これ出すと、なんやかんや言われそうだけど…。まあ言うがいいさ。
- 作者: 花代
- 出版社/メーカー: 赤々舎
- 発売日: 2008/03/17
- メディア: ハードカバー
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