京都ところどころ

2019年の盛岡旅以降、コロナ禍で都内を出るのは憚られる時期を経て、遠出をする気力がなくなった。世の中の変化で自分の変化に気付かされたのか、何処に行くか考えるのも準備するのもめんどうになり、京都はもういかなくていいなとまで思っていた。ところが京都国際会館でライブ&見学&宿泊なんてスペシャルにウワーっと浮かれて過ごした2日間。直前に事件が諸々勃発しどうなることかと思われたけれど。
mikk.hatenadiary.jp
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旅のキッカケ、アンビエント京都。会場1は京都駅から近い「京都中央信用金庫 旧厚生センター」。コーネリアスバッファロー・ドーター山本精一を起用したインスタレーション。予約制でも予想より多い観覧数に対して館内が狭いので居心地が悪く、展示を堪能できない。そのうえ強い視覚表現ばかりなので「アンビエントとは・・・」という気持ちに。会場2「京都新聞ビル地下1階」では坂本龍一 + 高谷史郎、元印刷所の巨大空間はなにしろカッコよくて会場の勝利。映像だけよりも空間全体を使った展示の方が良さそう。




街角ところどころにあるこちらをみると京都だなあと思う。








1日目:京都駅 (徒歩) 京都中央信用金庫 旧厚生センター (烏丸線 五条→丸太町) 京都新聞ビル 〜 喫茶店レコード屋に寄りながら夕飯用に箱寿司買ったり京都御所歩きつつ出町柳付近まで行きつつ(烏丸線 今出川→国際会館)京都国際会館 ロッジチェックイン〜ライブ〜宿泊


2日目:(徒歩)三宅八幡宮国立京都国際会館見学 →(烏丸線 国際会館 → 丸太町)既に「歩行距離9キロ」地元の人しかいないうどん屋さんできつねうどん食べたりレコード屋行ったりしつつ、岡崎まで歩いてローム会館。再び丸太町らへんまで歩いて戻り、軽く夕飯食べて → 京都駅



人が特に多そうなエリアは完全に避けた。四条あたりなんて行く気なし。今までならば必ずいった恵文社も観光地化でまあ行かなくていいかとなったり。以前も行った喫茶店は変わらない雰囲気で嬉しかった。そうそう、ローム会館行く前に気になって入ったドイツ菓子屋さんがとても美味しくて(アップルシュトゥーデル!)クッキーを持ち帰ったのだけど、昔通ってた横浜のお店が京都に移転したのだと気付いてビックリ。嗅覚。あとは、レコード屋の「シティポップ」具合にげんなりしたり。




京都御所の落ち着きと澄んだ空気の美しさ。


歩いたエリアは狭いけど、駐車場や新しいマンションやホテルにコーヒーショップが増えたことを実感。変わる場所変わらない場所を重ねながら私の好きな風景を見つける。そんな感じで、ふだんの東京生活と変わらない京都旅散歩。でも日常と離れた土地で過ごすことの楽しさ。今後何回こんなことが出来るかわからないけれど、いろいろな「力」が失われて日常だけでも過ごすことが大変な齢に突入しても、時折でも旅をして違う「力」を養わなきゃね。