12月27日(土) 朝から寒いので体が動かない。胃も停止してみぞおちが重いのでカイロを貼って、なんとか外出。喫茶店で長年いらっしゃった店員さんが辞められるというのでご挨拶。その後移動しジャームッシュ新作のサントラを見つけて購入、恐らくは今年最後の音盤購入は来年への希望!
12月28日(日) 朝明るくてホッとする。今年最終営業日の喫茶店へ。開店以来通ってもう15年ほどか。うちの近所では無いけれど、この街のここで休みのひとときを過ごせることは幸せだ。/ 夜、Y氏がデイヴ・アレン追悼でかけたギャング・オブ・フォーにやっぱりこういうベースとギターの掛け合いが好きだなあと思う。その後かけたローゼズ1stは私の国内盤なんだけど、やけにベースが出てなくて聴こえないレベル。この時代のミックスのせいなのかしら?
画像悪いが国内盤で。ギターマガジンの来月号は「もっと語られるべき偉大なギタリスト」って、こう来たか的な・・・。私的にはヤマジさんに栗原さん、山際さんに宍戸さん、それにクワイン先生にリーさんもあの手のに上がりにくいのが謎。
12月29日(月) 午後にY氏と駅前の買取専門店へ。実家で掘り起こされた物が1年間毎月帰省できるくらいの額になった。2人で行くの初めての喫茶店で珈琲休憩、夕飯用にカレーテイクアウト。/ Y氏がデヴィット・グラヴスかけてて、ギターマガジンじゃ挙がらないなーと思う。ロビン・ガスリー、ローランド・S・ハーワード、モーリス・ディーバンク、ヴィニ・ライリーあたりも挙がってもいいよねえ。ギターワークというか音色が独特のひとたち。
12月30日(火) 昨夜日記を書いた後にY氏がおもむろに見せた動画、
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かわいらしいキャラクターのマペットアニメ。初めて見たんだけど、とぼけた愛らしさは洗練されていて佐藤雅彦を思い出した。そういやY氏がキャラっぽい口調で話してきた場面が「回想シーン」のように立ち上がってきて、「あーーー!」と回収。何故この年末にネタバラシ。というか、世間ではもうとっくに人気なのね、全く知らなかった。調べてみたらイマドキ盛りだくさんでなるほどであった。
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朝イチの回で渋谷ル・シネマへ駆け込み。ここは渋谷でも駅直結で行けるから楽。

「ヤンヤン 夏の想い出」を観た。公開時観て以来25年を経て、昏睡する祖母は母であり、話すことがないと涙するのは私になっていた。そして私が横たわる日は遠くないのだと思う。恐らく初見時には意味わからなかった「仕事には魔法はない」に頷くしかないし、自分で見ることが出来ない背中は丸くなった。わかりあえやしないことをわかりあう時代はとっくに過ぎ、だから蛸壺の扉を閉ざすでもなく、わかりあうことはできないと受け入れながら、あなたが見えない背中を私は教えることが出来るようになった。エドワード・ヤンは本作完成のころから癌を患い、闘病生活を続けて2007年に59歳で逝去。50代頭に捉えていた世界、ああ歳が追いついてしまったのだ。当時でこんなに複雑だったのに、今ならばどんな映画を撮るんだろうか。
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21時から小山田くんのflag radio、今年亡くなったミュージシャン特集をオンタイムで聴いた。ローゼズで始まって、中盤Soft Cell〜Nitzer Ebb繋ぎに歓喜。
12月31日(水) 毎年大晦日は今年のまとめ書き続けて歳の瀬感あるんだけど、今年は希薄。気持ちのテンション低く半目でなんかダメ。夜は伊勢うどん。美味しかったな〜。BSの六角さんの鉄道旅や町中華番組をザッピングしつつ、10時半には寝た。
1月1日(木) 金沢雑煮で年明け。六星の紅白丸餅1個。ここのは小さいので助かる。

氏神様へお参りしてから近所を散歩。ここに住んでから20年!経つのに初めて歩く道はまだあるのだなあ。建設中のマンション、解体中の家、更地、街の景色は変わっていく。12時半に帰宅して、お汁粉。私は餅無し。そのあとはレコード大会。SY「Murray Street」の響きに痺れる。LUNAにSpectrumなどを聴きつつお絵描き。
あっという間に暗くなり、お夕飯。かぶら寿司・なます・黒豆・栗きんとん・田作り。そういや炭水化物取っていない。
TVKで「ガンダムIII めぐりあい宇宙編」を放送しており、Y氏かぶり付き。元旦にって、ひとりでいる50年代以降男性へ向けているんじゃ・・・と言ったら、Y氏「去年の新作がコレのオマージュだったからかも」。ふむふむ。
1月2日(金) 郊外へ出向き、散歩していたら古墳があった。




横穴って初めて見た。丘陵の斜面を利用して横方向に穴を掘って作られていて、ナルホド良く出来てるなあ。不思議。内部に入れる穴もあったけど勇気なく。そもそも古墳て墓なのに後の人々がこうやって見学してるの、面白い。人間はこの世にいつまでいるんだろうか。
起伏ある街並みを歩いて10キロほど、帰宅。チューリップが開いている。

チューリップを撮ったのであって、フリッパーズを撮ったわけではない・・・
録画してた紅白を飛ばし見した。K-POPの影響下な目まぐるしいリズムは紅白歌合戦という「昭和」のフォーマットに合わないし、諸々のバラエティ色は「平成」で古臭いし、シンプルだけど贅沢な歌うステージ、それでいいのにね。
暗くなってから雪が降ったみたいだけどカーテン閉めてたのでよくわからない。
1月3日(土) 今日明日はふつうに土日だと思って、当たり前のように月曜に会社行こう・・・
夕方にY氏がテレビ付けたところ、4:3画面の古さで渋谷が映ってたので気になってそのまま観た。渋谷の至る所で街頭インタビューをしており、ちらっと映るビルや店に「あー!レコファン!」「大中!」「森永ラブ!」などと脳内がフル回転。「90何年だろうね?」女性の眉毛が細すぎず、全体的にもっさり。大中の向かいのライズ地下は80年代なバーだったねえ。センター街に「餅屋台」!脳の奥底を刺激。確かにあったよな〜。マックの裏の方に曲がる線路沿いの路地、そして南口の靴磨き屋の雰囲気と聞こえてくる「イエスキリスト云々」の凱旋の声、ああ今はもう無い雑多な匂い。最後のクレジットに「河瀬直美」とあってびっくりした。
s.mxtv.jp
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その後掟ポルシェがユニオンで一万円お買い物企画の動画を見たけど、「マーク・アーモンド関連があったら俺が買ってあげないと」って言ってて笑った。取り合いか。Y氏に「ウチもこの企画やろ〜っ」って話したら「やるなら立川とか町田のほうが面白いんじゃない?」と言われる。
1月4日(日) 昨日晩御飯後に胃が痛くなって、胃が疲れてるんだろうなってシクシク寝たら夢は仕事場がメインでわかりやすいなワス、であった。いつもより1時間寝過ごしてパン食べる気になれず、珈琲と梅醤番茶のみ。ダッシュで用意して渋谷へ。駅からの道のりがキライなユーロスペース。「ポンヌフの恋人」リバイバルを観た。
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4K配給はユーロなのにここでは2K上映がなんともかんとも。92年公開時シネマライズで観た時、実はそこまでぐっと来なかった。それはきっと受け入れる器じゃなかったんだろう。30年以上経過して目の当たりにする、あまりにも爆発的で暴力的で鮮烈なスクリーンからほとばしり飛び出す若きパッション!ズガーンズガーンと次々とやってきては私に突き刺さり、打ち上がる花火の壮大な美しさに眩んで涙が溢れた。観終わって帰宅してもまだ脳内再生している。
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その余韻もあるなか、75分と短いのでハル・ハートリーの最新作「Where to Land」Blu-rayを観た。
自伝的要素が強く、この歳にもなると我が身を振り返りになるものだなあ。予算ないこともあってほぼ室内会話劇、人と直接会話することで何かが生まれ気付きを得て、不思議な浮遊感に包まれるハル・ハートリーらしい映画だった。
ようやく胃も落ち着いてきたので夕飯はちゃんと食べよう。
あっという間の9日間。「正月らしさ」に雁字搦めになりすぎずに過ごせたけど、「正月らしさ」も身に留めてから1年を過ごさないといかんなとも思う。



