今年の音甘映画館

今年は私にとって大きな出来事があったけれど、誰にでも訪れることであり、それにより新たに始まることもあるのだ。 何歳になっても元気に暮らしたいと身に沁みた。ゴダールのように自らFINをつけることも出来ないのだ。 hanatsubaki.shiseido.com緒川たまき…

今年の音甘映画館 【館編】

ギャラリーや美術館もこまめに足を運んだ。というよりも散策の途中で立ち寄った。だから「展示作品そのもの」の良さだけでなく、「会場」「その前後の道のり」もとても重要で、でもそれこそが大切なのではないか。「展覧会」のために作品を作る作家はいない…

今年の音甘映画館 【音編】

定期的に新譜チェックで実店舗に行くことは無くなったものの、家でネット見たりSpotify巡回によって「知る機会」は格段に増えたものの、きちんと通しで聴いていないアルバムも増えたと感じる。盤で買えないことも増えたけれど、去年買えなかったけど今年買え…

12月、ところどころ。

年々歳末を感じなくなるけれど、12月25日の朝の花屋はクリスマスから正月景色になっていたし、遠方へお出掛けな荷物や買い物の人々を見かけるようになった。 私はといえば前はよく行ってた街も行く回数が減り、移動する範囲が縮小したはずで歩く距離も減った…

12月の終わり。

・AIに過去の日記を読み込ませて、過去の自分と対話させる試みがあるらしい。ヨシッ!音甘映画館も……って、恐ろしいよ!(震え) 12月5日 グッと寒くなった。遂に冬のコートを着てしまう。 12月6日 オフィスビル電気代節約のためか廊下が異様に寒いし、トイ…

11月、ところどころ

光が変わり、色が変わり、街が変わっていく様を感じながら歩き続ける。

11月の終わり、12月の初め

・ツイッターが終了すると話題になってたけど、1企業によるサービスで右往左往するのがなんとも。思えばはてなダイアリーが終了というのもあったなあ。私としては、ツイッターは7インチで、はてながシングルカット集やアルバムって気持ちで書いてるところは…

LABO 15 dip oneman

深く沈むのではなくグングン先へ先へと進む感覚。初期曲や久々の曲多めでも"過去の再現"でも"レイドバック"でもない印象は、来年アルバム制作予定と知ると納得出来る。 1週間後のマヒルのヒナタを歩いていたら、年輪を重ねた太い幹の樹からハラハラと葉が落…

ソングス・フォー・ドレラ

ソングス・フォー・ドレラアーティスト:ルー・リード,ジョン・ケール,ルー・リード,ジョン・ケイルワーナーミュージックジャパンAmazon映像が4Kリマスターで公開されるのは知っていたけど、公開中と気付いたときには既に夜遅めの見にいきにくい時間帯になっ…

10月、ところどころ

ひとりでいることを良しとされた、静かなあの頃が既に懐かしい。落ち葉が重なるスピードよりも早く、人々が集い、はしゃぐ声が響きわたる。歩く先々で行列の飲食店があって驚く。コロナ前もこんな行列ばかりだったっけ。 区の公園のトイレ壁画。こういう感覚…

10月の終わり、11月の初め

10月8日 原宿駅出発でギャラリーと美術館に寄りながら歩行距離9キロ。鑑賞記録は別立てで。 ギャラリーと美術館を巡った2日間 - 音甘映画館 10月9日 晴れそうで晴れない。恵比寿駅出発でこの日もギャラリーと美術館に寄りながら、歩行距離12キロ。最後に4回…

クリエイション・ストーリーズ

10年以上前、「アップサイドダウン」を見た時に私は感想をこう残していた。 mikk.hatenadiary.jp ・「クリエイション・レコーズとはアラン・マッギー自身」であり、だからこそ素晴らしいバンドが一本筋を通って数多く所属し、土台はブレなくとも「時代ととも…

池田亮司 / ultratronics [live set]

約10年ぶりのアルバム『ultratoronics』をリリース前に渋谷「WWW X」でライブセットによる世界初演、遅い時間だったけど慌ててチケ取ったらやはり即完売で、追加公演がその時間帯の「前」に決定・・・じゃあ先に取ったのに世界「初」視聴じゃないじゃんね・…

ギャラリーと美術館を巡った2日間

10月8日 連休初日、原宿駅前の喧騒をソッと離れて真新しいビルの上のギャラリーへ。岡﨑乾二郎展。昨年脳梗塞で入院しリハビリ後の最新作。重なり溶け合い、その隙間を辿る。 www.blumandpoe.com →ノープランで外出したのでこのあとどうしようかなと考えて、…

久しぶりの一本道

先日帰省し東京に戻る前に降り立った駅から歩き出し、どれくらい経っただろうか?暑くて汗ダラダラで、気が付けば ひとけの無い一本道! こんな道を歩くのは何年ぶりだろうか。「音甘映画館」の旅記録では必ず登場する景色。国内の「あの風景が見たい!」と…

9月の終わり、10月の初め

9月5日 いくつか見たいライブがありY氏に告げると「うーん、もうライブはいいかなあ。ずっと突っ立って見るの辛いというか、歩いた方が楽しいかな」と言われた。元々ライブに積極的に行く人ではなかったけど、その域に達した感。 9月6日 イエセイセシーは20…

「アザー・ミュージック」を映画館で見て

gfs.schoolbus.jp2016年に閉店したNYのレコード店「Other Music」のドキュメンタリー映画が遂に劇場公開された。本国アメリカではコロナ禍の影響もあり上映できないままで、映画館では日本が世界初という。 note.com 配信で見たときに散々アツくウザく語った…

最後の晩餐に食べたいものは

今朝の日経新聞 土曜版の記事に「最後の晩餐で食べたいもの」というお題があり、某俳優がY氏が通っていたカレー屋を挙げていたので伝えつつ「じゃあ、なににする?」と聞くと悩み出した。 「うーーん、○○屋のうどん!と言いたいけど……だって、死にそうなとき…

another labo tour

ヤマジカズヒデ ソロライブ。名古屋・大阪と回ってからの下北沢。2ヶ所だけとはいえ、馴染みのトコ以外ではライブしない人が同じセットで場を変え最後の回というのはどんな感覚なのだろうか。MCはネタ帳を用意し、"この話題は名古屋では失敗しちゃった"など…

2 PASSENGERS

QUEでヤマソロ、今回は久しぶりの近藤智洋さんとガッツリコンビにドラム KAJIさんが参加。 近藤さんとやるときはヤマジさんはいつも口が滑らか。近藤さんのお人柄のせいなんだろな。 今回の告知チラシ(画像)は以前ヤマジさんが制作した"写真をトレースした…

8月の終わり、9月の初め

記憶力がますます減っており、1ヶ月前のことなんて思い出せない…… 今年の夏はどんな日々だったのか。 8月といえば「ジリジリ (C)古里オサム」 、ジリジリといえば「蝉」、蝉といえば「ツクツクボウシ」のオノマトペ。私は耳が悪すぎて「…スイィッ、スイィッ…

「My Secret World - The Story Of Sarah Records」

2014年、イギリスでSarah Recordsのドキュメンタリー映画『My Secret World』が公開されたと知ったものの、観ることができない悲しみに暮れたことは大学生の頃の記憶とごちゃ混ぜになってしまうから、「マイ・シークレット・ワールド」として日本での上映を…

お家でフジロック〜Corneliusの帰還

今年のフジロック、配信にて楽しんだ記録。【1日目】 ヴァンパイア・ウイークエンド、良いなあ!音色やリズム、楽器、奏でる空気、こんなバンドがトリを飾るようになったんだなあと今更さながら感慨深い。配信だと問題なく聞こえたけれど、現地では音が出て…

7月の終わり、8月の初め

7月4日 1人晩御飯の日。鰹節いれて1分後に味噌としょうが入れてお湯注いだ簡単お味噌汁が胃に沁みて、ホッと生き返った。 7月5日 朝からワーワー言って一日が終わってしまうことが多すぎ。 7月6日 the ratelの1stアルバムが素晴らしい〜〜。音のうねり、隙間…

灰野敬二 × 嶺川貴子

先週の嶺川さんと灰野さんのライブを何度も思い起こしている。 7月11日月曜日 下北沢440にて。今回の組み合わせを知った時の驚きと遂に!の感激。嶺川さんのライブは2019年 七針でのパフォーマンス以来。つい最近も七針でソロライブがあったものの瞬殺で取れ…

ヤマジカズヒデ Space Echo Solo Live

吉祥寺にあるレコーディングスタジオGOK SOUNDで、スタジオ経営者兼エンジニア近藤祥昭さんによる「魔改造」Space Echoを使って、ヤマジさんがライブをする!昨年、GOK SOUNDが井の頭通りの方のスペースを解放し、所蔵楽器を自由に触らせてくれる機会があっ…

溜息から

朝から問題発生、状況確認し指摘するとまた新たな問題発生。この1ヶ月強、毎日こんな日々。怒るにもパワーがいる。なんとか業務時間を終えて退社。 もう疲れたよ、パトラッシュ…… エレベータが上から降りてきて乗ると、同世代の女性がひとりいた。貸オフィス…

6月の終わり、7月の初め

6月4日 前から気になってた店でお昼ご飯、んマイねえと食べてたら店主さんに話しかけられて驚愕。よく行く店のスタッフで数年前に辞められた人だった!「店に入ってきた時あれ?どこかで?と思ってて、マスク外してわかりました」 と言われ、そういえば辞め…

ゲルハルト・リヒター展

仕事を早退けして平日夕方に東京国立近代美術館へ。「ゲルハルト・リヒター展」を見る。 https://www.momat.go.jp/am/exhibition/gerhardrichter/この時間なのに結構な人入りで驚いた。いくら人気作家といえどもハテ、抽象画は一般的に受け入られていたっけ…

もう一度、久しぶりの食堂にて

mikk.hatenadiary.jp 以前書き記したこちらのお店。4月にイートインを再開して喜んだ直後、「事情によりしばらく休業します」と突然お知らせがあり数ヶ月、改めて再開するとのことで早速伺った。 予約制のテイクアウトも同時にされており、「ごめんなさい、…